漁師おすすめレシピ5選
1.真鯛のひゅうが飯
愛媛県南部が発祥と言われる、漁師飯界で人気ナンバーワンの漁師おすすめレシピです。鯛の切り身200gの皮部分を、ガスコンロまたはバーナーで炙り、氷水で冷やしたら刺身状に切ります。出汁大さじ3、酒大さじ1、みりん大さじ1を火にかけてアルコールを飛ばしたら、火を止めて醤油大さじ2を混ぜ、冷まします。冷めたら1個分の溶き卵を加え、鯛を浸して10分置きます。ご飯に鯛を盛り付け、みじん切りの長ネギとみかんの皮、白ごまをお好みでかけて完成です。
2.真鰺のなめろう
漁師飯の定番です。皮をはがした2尾の鯵を三枚おろしにして、腹骨も血合い骨も取り除いたら、包丁で身を叩いてつぶします。生姜1/2片と玉ねぎ半分をみじん切りにして、叩いた鯵と混ぜます。そこに、みりんと味噌を適量ずつ加えたら、お好みの食感になるまでさらに包丁で叩きます。大葉や大根のつまを敷いた上に盛り付け、アサツキの小口切りやみょうがの千切りをのせれば完成です。
3.さんが焼き
なめろうをよりも細かく鯵を叩いて粘り気を出し、大葉と一緒に焼き上げる漁師飯です。材料と分量はなめろうとほとんど同じですが、アサツキの小口切りではなく、長ネギの小口切りを使用します。生姜をみじん切りではなくすりおろしに、みょうがは千切りではなく小口切りです。大根のつまも要りません。それ以外の材料と分量は、なめろうと同じです。骨を取り除き、粘り気が出るまで包丁で叩いた鯵と、長ネギ、おろし生姜、みょうが、玉ねぎ、味噌、みりんを混ぜて包丁で叩きます。小判型に成形したら大葉をのせ、油を熱したフライパンで中火で焼き上げます。焼き上がったら、レモンと一緒に器に盛って完成です。
4.ネゴ飯
静岡県の伊東市などのご当地グルメとしても有名な漁師飯です。イカや鰤、鮪など、お好きな刺身を5種類ほど用意し、粗みじん切りにしておきます。熱湯200mlと顆粒和風だしを合わせて出汁を用意してください。ご飯の上に、千切りまたはそのままの状態の大葉を2枚のせ、粗みじん切りにした刺身をのせます。青ネギを全体に散らし、最後に味噌とおろした生姜を小さじ1/2ずつのせれば完成です。
まずは味噌を別の皿に移し、醤油をかけてたたき丼として食べ進めます。途中で味噌と出汁を混ぜて味変し、お茶漬けのようにして食べるのがおすすめです。味噌とおろし生姜の量は目安なので、お好みの量に調整してください。
5.ゴマサバの船場汁
鯖と相性抜群の大根を使用した、大阪府の船場生まれの漁師飯です。ひと口大にした1尾分の鯖のアラに塩を多めにまぶし、1時間ほど待ちます。その間に、200gの大根を短冊切りにしておきます。魚から出た汁を捨て、熱湯で数秒洗い、水で洗い流します。600ml程度の水に、8cm角の昆布と大根を入れて炊き、沸騰直前に淡口醤油と酒をそれぞれ適量加えます。アラも追加して、弱火~中火で20分ほど火を通せば完成です。