日々海に出て魚と格闘し、魚の一番近くにいる漁師だからこそ知っている、魚を美味しく食べる調理法があります。今回は、そんな漁師おすすめレシピをご紹介します。
1.漁師おすすめレシピ:真鰺のなめろう
漁師めしと言えば「なめろう」と言われる程の定番料理です。忙しい漁師が船の上で生み出した、簡単で美味しいレシピです。
【材料】3人分
鯵 2尾
玉ネギ 1/2個
ショウガ 1/2かけ
大葉 適宜
味噌 適量
みりん 適量
みょうが 1本
アサツキ 1本
【作り方】
皮を剥がした鰺を3枚におろし、腹骨を切り取ります。小さな骨もピンセットで綺麗に抜き取り、身を包丁で叩きます。お好みの細かさになったら、みじん切りにした玉ねぎと生姜、味噌、みりんを加えて、さらに叩きます。大葉を敷いた皿に盛り付け、みょうがやアサツキを刻んで乗せて完成です。
2.漁師おすすめレシピ:真鯛のうしお汁
昆布と鯛の出汁で、海の味を存分に味わうことができる、寒い冬に温まる1品です。
【材料】3人分
真鯛の頭(カマ) 1尾分
水 400cc
昆布 5×5cm
酒 大さじ1
塩 小さじ1と1/2
淡口醤油 小さじ1/2
柚子の皮 適量
長ネギ 適量
【作り方】
一口大に切った真鯛の頭(カマ)にやや多めの塩をふり、30分置いた後、沸騰した湯に軽くくぐらせて、すぐに水に浸けます。ざっと洗ってから鍋に入れ、水、昆布と共に超弱火で10分、アクを取りながら煮ます。昆布を取り、酒と塩を入れて20分煮た後、醤油を入れます。器に盛って、白髪ねぎと柚子の皮を乗せて出来上がりです。
3.漁師おすすめレシピ:キンキの煮つけ
脂のりが良く、上品な味わいのキンキは煮つけに最適です。今回は、江戸前漁師風の濃い甘辛煮をご紹介します。
【材料】2人分
キンキ 1尾(25cm程)
酒 1カップ
みりん 1カップ
砂 糖 1カップ
醤油 1カップ
ゴボウ 1/2本
【作り方】
ウロコを丁寧に落としたキンキを、酒とみりんを煮立たせた鍋に左向きにして入れます。落し蓋をして中弱火で煮て、沸騰したら醤油と砂糖を加え、また落し蓋をして10分煮ます。割りばし状(5cm)にしたゴボウを下茹でしたら、キンキが煮え切る5分程前に入れ、味を染みこませて出来上がりです。煮汁は魚の半分が浸かる量にし、泡が落し蓋を少し持ち上げるくらいの火加減を保つのがポイントです。
4.漁師おすすめレシピ:ゴマサバの煮込み飯
大阪・船場で生まれた漁師めしです。サバと大根の抜群な相性を活かしたメニューです。
【材料】2~3人分
鯖の身 1/2尾分(35cm程)
醤油 40ml
酒 40ml
大根 250g
大根の葉 適量
米 2カップ
【作り方】
サバを3枚におろし、一口大にそぎ切りします。酒と醤油を混ぜたものに30分間浸けて、全体に味を馴染ませます。大根は小口切り、大根葉はみじん切りにし、土鍋に入れた米の上に散らします。サバを浸けた汁を薄め、米よりも1~2割多い量にして土鍋に入れます。蓋をしてから強火で10分程沸騰させ、吹きこぼれる直前にとろ火にしたら、15分炊きます。炊き上がったら10分蒸らして出来上がりです。
漁師おすすめレシピはどれも簡単で、気軽にチャレンジできるものばかりです。これらを参考に、毎日健康的な食事を摂りましょう。